Robrlox(ロブロックス)は、ユーザーがゲームをプログラムしたり他のユーザーが作成したゲームで遊ぶことができるオンラインゲーミングプラットフォームであり、ゲームシステムです。
ゲームで遊ぶこと自体は基本無料。
インターネット環境とパソコン、iPhone、Androidのスマホやタブレットがあればいつでも遊ぶことができます。
歴史は古く、最初にリリースされたのは2006年。
2010年あたりから急速に成長し、COVID-19のパンデミックでおうち時間が増えたことから更にユーザー数を増やしています。
2020年の8月時点では、月間のアクティブティブユーザー数が1億6400万人を超えており、世界中にユーザーがいます。
2021年においてモバイル(スマホ)ゲームにおける消費支出で首位なことから、今もなお人気を博しているゲームであることがうかがえます。
Robloxの特徴
Robloxの特徴は大きく分けて3つあります。
- 世界中のユーザーが作成したゲームで遊べ、その数5,000万以上
- 誰でもゲームを作成することができる
- ゲーム内のアイテムを販売することができる
世界中のユーザーが作成した5,000万本以上のゲームで遊べる!
Robloxは、決まったゲームがあるのではなく、ユーザーが作成して公開したゲームを選んで遊ぶ仕組みになっています。
そのため、最初はこれをやらなくてはいけない、チュートリアルをクリアしないとならない。といった制限もありません。なぜなら、ゲームごとにルールが異なるからです。
そして遊べる(ユーザーが公開している)ゲームの数は、5,000万本以上!
様々な仕掛けを解きながらひたすら登ってゆくものから、鬼ごっこのようなゲームまでジャンルにとらわれません。
また、ユニークなゲームで言うと”ロールプレイ”と言って、”なりきる”ゲームも存在し、非常に人気です。
例えば、あるプレイヤーは赤ちゃんになり、別のプレイヤーがシッターさんになってお守りをするゲーム。子供がシッターさんになって親が赤ちゃんになり、あやしてもらう。という遊び方もできたりします。
誰でもゲームを作ることができる
Robloxの最大の特徴とも言えるのが、ユーザーが自由にゲームを作り、公開できることです。
Luaというプラグラミング言語を使い、作成にはパソコンが必要となります。
ゲーム作成用のソフトは『Roblox Studio』を使いますが、公式サイトから無料で誰でもダウンロードして使うことができます。
また、複雑なギミックを組み込みたいときはプログラミングが必要ですが、シンプルなものであれば、すぐに使えるステージのテンプレートや素材が用意されている為、とりあえず作ってみるところから始めることができます。
ただし、詳しい使い方を解説したチュートリアルページは日本語対応していません。
そのため、調べる際に翻訳をしながら進めることが必要になるのが少しネックかもしれません。
ゲーム内のアイテムを作成して販売することができる
Robloxでは、レゴブロックを模したプレイヤーのアバターを使いゲームをしますが、アバターは自由に着せ替えることができます。
かぶりもの、髪の毛、表情、トップス、ボトムス、シューズ、オプションなど、ユーザーが好きにカスタムできるので、アバターは非常にユニークです。
そして、これらや自分が作ったゲーム内のアイテム(例えば、ジャンプ力が通常よります)はユーザーが作ることができ、販売することができます。
売買はRoblox内専用の仮想通貨『Robux(ロバックス)』で行います。
Robuxの入手には、現金で購入する。もしくはアイテムを販売してユーザーから得る。
の2通りですが、売買するためにはまずRobuxを購入する必要があります。
Robux(ロバックス)について
Robux購入は以下2通りです。
- 都度購入をする。
- サブスクリプション(毎月払い)契約をする。
なお、ドル換算なのでレートにより価格が変動しますので毎月同じ日本円ではありません。
また、サブスクリプション契約をすると、都度購入する際のRobuxが少しお得になります。
なお、Robuxは現金化させることができます。
現金化させるためには、10万Robux。日本円で10万円相当からなので、いきなり現金化は難しいですが、毎月100万円以上稼ぐユーザーがいるそうです。
自ら作成したアイテムが現金化できる仮想通貨で売買ができるのは、クリエイターの参入を助長しているため、活性化している1つの要因ではないかと思います。
主なユーザー層は16歳未満
Robloxの主なユーザー層は未成年。
アメリカでは16歳未満の子供の半数以上がプレイしているというデータがあります。
コンシューマ(家庭用ゲーム機)や人気のあるスマホゲームに比べ、ストーリー性やグラフィック、ゲーム性がシンプルであることから遊びやすいのではないかと思います。
往年のゲームをプレイしてきた方にとってはステージが短く、物足りなく感じるかもしれませんが、子供が遊ぶにはちょうど良いのではないかと思います。
筆者の体感ですが、幼稚園〜小学生が日本ではコアなユーザー層。
YouTubeでゲームプレイ動画を配信しているユーザーは成人、親子が多いです。
また、ゲームやアイテムの作成にはパソコン環境が必要なため、ゲームプレイよりもクリエイターとして活動するユーザーも多いです。
子供が遊んでも大丈夫なの?
主なユーザー層が子供ですが、気になるのが「安全なのか」ですよね。
親御さんがお子さんに遊ばせる際に気をつけるべき点は以下2つ。
- フレンドとのやり取り
- ゲームの残虐性
フレンドとのやり取りには注意を
Robloxにはフレンド機能とチャット機能があります。
ですので、子供がどんなやり取りをしているのか。は気にした方が良いです。
フレンドを追加する流れは、
- 検索をして申請し、承認してもらう
- 同じゲーム内で申請し、承認してもらう
相手からパターンもあります。
フレンド登録をすると、個別でチャット(メッセージ)のやりとりができるようになり、例えば「何時から遊ぼう!」ですとか、「このゲームで遊ぼう!」と約束をしたり、ゲームに招待ができるようになります。
ゲームにもよりますが、世界中にユーザーがいるので、言語は様々です。
ですので、大抵は言葉がわからないとなりますが、ゲームで問題になる”粘着(しつこくつきまとってくる)”で不快な思いをしたり、ストレスを感じてしまうことがあるかもしれません。
また、ゲームで知り合ったことが発端となり、事件に発展するケースが最近は決して珍しくありません。定期的にどんなことをしているのか、見てあげると良いでしょう。
ゲームの残虐性
Robloxは自由な発想のもと世界中のユーザーがゲームを作成して公開しています。
しかし、中には残酷な表現を含むゲームが存在します。
例えば、
- ゾンビにやられてしまう。
- 他のプレイヤーから素手もしくは武器でやられてしまう。
などです。
また、プレイヤーがやられてしまうと、全身がバラバラになってしまいます。
レゴブロックを模しているので、ホラー映画のようなグロテスクさはありません。
しかし、自分のアバターがバラバラになる演出はショッキングです。
この他にも音は赤ちゃんのおもちゃ”ぺちゃ”のように「ぴぷー」とかわいらしくても、他のプレイヤーに当てると相手がバラバラになるギミックが仕組まれがステージもあります。
ステージの演出がホラーなものもありますので、できれば子供がどんなステージで遊んでいるのかも見てあげ、精神的なストレスやショックがあまりないものを選んであげると良いでしょう。
人気のあるゲーム(2021年TOP5)
Adopt Me!
Adopt Me!(アドプトミー)は日本語に訳すと”私を採用して!”。
プレイヤーは最初、子供か親になるかを選び、ペットを育成したりしながらバーチャルな世界での生活を体験できるロールプレイゲームです。※
選んだ役によって進行は異なり、例えば子供場合は学校に通ったりします。
ペットにはレア度が設定されており、育成を楽しめるのも1つの特徴です。
※ロールプレイとは、何かの役になりきることをいいます。
これまでの累計訪問数は(プレイするためにアクセスされた)260億回!
このゲーム内では、有料で土地を購入して家を建てたりすることができ、アップデートを重ねてどんどん拡張されています。
※有料コンテンツは、449Robuxのゲームパスを購入する必要があります。
Tower of Hell
Tower of Hell(タワーオブヘル)は、様々な障害物を乗り越えながら制限時間内に頂上を目指し競争するゲームです。
コースが長いと大抵”チェックポイント”があり、そこから再開できますがこのゲームではそれがありません。
また、毎回ランダムでステージが生成されるため、何度でも繰り返し登頂目指して遊べるのが人気のポイントです。
2021年の時点では、2番目に訪問者数が多く、その人気がうかがえます。
Brookhaven
Brookhaven(ブルックヘブン)は人生シュミュレーションをモチーフにしたロールプレイゲームです。
プレイヤーは様々な職業に就き、いわゆる”ごっこ遊び”をすることができます。
このゲームにはゴールはなく、プレイヤーがこの世界でどう過ごすのかは全くの自由。
ゲームに内にある車など乗り物を運転することもでき、本当に自由です。
MeepCity
MeepCity(ミープ シティー)は、”たまり場”をコンセプトにし、Robloxで4番目に古い歴史を持つゲームです。
ゲーム内では家を訪問したり、アイテムの売買をして自分のアイテムやペット、家のカスタムをしたりして遊びます。
ゲーム自体は至ってシンプルでほのぼのとしたもので、今でもアクティブユーザーが50,000人を超える人気があります。
1サーバー(1つのゲームの世界)あたり最大200名で遊べるので、他のゲームに比べると沢山のプレイヤーに出会えるのも特徴の1つです。
Piggy
Piggy(ピギー)は、ホラー系の鬼ごっこです。
ストーリーと共にステージが用意され、ゲームにアクセスしたプレイヤー全員で鬼であるピギーから逃げる。
もしくはプレイヤーの誰かがランダムでピギーとなり、逃げる。というルールが非常にシンプルなので人気が高いのかもしれません。
ゲームスタート前に
- ステージ
- ピギーはNPCにするのか、プレイヤーからランダムで選出するのか
これらを多数決で決めてスタートとなります。
ピギーに捕まるとプレイヤーは死んでしまいます。
復活ができないため、死亡してしまった場合は、生存しているプレイヤーの視点を楽しむモード。もしくは幽霊になり、ステージ内を徘徊するかどちらかが行えます。
以上がRobloxの主だった特徴や安全性と人気ゲームについてです。
1人で遊んでも楽しいですが、知り合いや他のプレイヤーと一緒に遊ぶと盛り上がるのでおすすめです!